1週間遅れとなってしまいましたが、先週の日曜日(19日)に行われた「PENTAX KP」発売記念の 『夜の体験会(神戸)』で撮影した写真をアップします。

夜景写真では、PENTAX KPでの撮影と同時に所収しているPENTAX K-5Ⅱsでも撮影して、比較もしてみました。

   

「夜の体験会」の前に行われた「PENTAX KP スペシャルセミナー」の様子です。

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CANON製品の発売記念セミナーだともっと大きな会場がいっぱいになるのかもしれませんが、PENTAXは利用者の比率でスペシャルセミナーの参加人数も少なくなってしまう感じですね。

PENATXのカメラもいいカメラで、CANONなどより良い面もあるのですが、PENTAX利用者は少ないですね。

自動車のトヨタ、日産などと、スバルとの関係に似ている感じがします。(汗)


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スペシャルセミナー終了後、事前申し込みで当選した人が、体験会で実際にPENTAX KPの貸出を受けました。

左にずらっと並んでいるのが、貸し出されるカメラです。

私が貸出を受けたのは、「PENTAX KP+HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」です。

  

約2時間半ほどの体験会なので、早速神戸の街に出ていきました。

神戸ですから、向かう方向はやっぱり海です。

   

ここからは写真と撮影データを記載していきます。

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「PENTAX KP+HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」

絞り優先、ISO200、1/250S、F6.3、f=85mm、WB:Auto、露出補正:-0.3

K-5Ⅱsの1600万画素から2400万画素となったため、jpgで撮影しても13MB前後の大きなファイルとなっていました。

   

IMGPKP1703190335_S   

「PENTAX KP+HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」

絞り優先、ISO200、1/200S、F8、f=16mm、WB:Auto、露出補正:±0

「みなとのもり公園」です。

   

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「PENTAX KP+HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」

絞り優先、ISO100、1/160S、F11、f=85mm、WB:CTE、露出補正:+0.3

第4突堤のポートターミナル駅あたりまで出てみました。

この日は、晴れているのですが、何かかすみがかかったのような空で、青空が白く見えました。

夕景を強調したくて、ホワイトバランスは全て「CTE(シーンの色を強調するPENTAX独自のオートホワイトバランス)」を利用しました。

その為、日が沈む前からちょっと黄色っぽく写っています。

RAWでも撮影しているので、補正は可能なのですが、今回はほぼ撮影したまま、リサイズのみでアップしています。

   

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「PENTAX KP+HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR」

絞り優先、ISO125、1/80S、F11、f=31mm、WB:CTE(シーンの色を強調するPENTAX独自のホワイトバランス)、露出補正:±0

   

IMGPKP1703190354_S

「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO200、1/2500S、F4.0、f=115mm、WB:CTE、露出補正:-0.3

  

IMGPKP1703190380_S

「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO160、1/200S、F8.0、f=135mm、WB:CTE、露出補正:-0.3

ポートターミナルの展望スペースから見たポートアイランドの方向です。

クルーザーとその向こうにあるのは、民間から自衛隊が借り受けている輸送船「ナッチャンWorld」です。

偶然、神戸港に寄港していたようです。

   

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「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO200、1/160S、F7.1、f=75mm、WB:CTE、露出補正:-0.3

   

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「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO200、1/640S、F7.1、f=75mm、WB:CTE、露出補正:-1.0

陽が西に傾いてきて、空に赤みが増してきて、CTEで撮影するとオレンジ色の空に写るようになってきました。

   

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「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO100、1/100S、F8.0、f=50mm、WB:CTE、露出補正:-2.0

空にかすみがかかったような感じで、夕陽がきれいに見えます。

    

IMGPKP1703190468_S

「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO100、1/100S、F8.0、f=108mm、WB:CTE、露出補正:-1.3

空がいい色に染まってきました。

   

IMGPKP1703190482_S

「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO320、1/200S、F8.0、f=135mm、WB:CTE、露出補正:-1.3

   

陽がほぼ沈んだので、大急ぎでポートタワーがきれいに見えるところに移動しました。

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「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO320、1/200S、F2.8、f=135mm、WB:CTE、露出補正:-1.0

   

歩いて移動できる距離ということで、第3突堤の宮崎カーフェリーのターミナルビルに来てみました。

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「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO800、1/100S、F6.3、f=50mm、WB:CTE、露出補正:-1.0

ポートターミナルから撮影した時にとまっていた宮崎行きフェリーが、ちょうど出港したところでした。

   

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「PENTAX K-5Ⅱs+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO200、1S、F18、f=38mm、WB:CTE、露出補正:-2.0、三脚使用

三世代ほど旧機種となるK-5Ⅱsで撮影して、比較してみました。

 

   

IMGPKP1703190519_S  

「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO200、2S、F20、f=29mm、WB:CTE、露出補正:-2.0、三脚使用

陽が沈み、ポートタワーにもライトが灯り、いい雰囲気になってきました。

焦点距離が異なりますが、KPの方が、少しクリアな感じでしょうか?

       

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「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO200、8S、F20、f=50mm、WB:CTE、露出補正:-1.7、三脚使用

三脚を利用しているので、これくらいの写りは、普通でしょうか。

   

ここからKPの実力テストです。

IMGPKP1703190530_S

「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO6400、1/25S、F8.0、f=50mm、WB:CTE、露出補正:-2.0、手持ち撮影

スローシャッター時の手ぶれ補正と、高感度撮影時のノイズのチェックです。

手ぶれ補正がしっかり効いていて、ISO6400でも常用できる程度のノイズです。

高感度撮影時のノイズの少なさは、次のK-5Ⅱsと比較すると歴然です。

   

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「PENTAX K-5Ⅱs+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO6400、1/20S、F8.0、f=45mm、WB:CTE、露出補正:-2.0、手持ち撮影

空全体にノイズがのって、夕景のグラディエーションがあまりきれいでありません。

常用にはちょっと辛いので、私の使用時の上限はISO3200です。

   

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「PENTAX KP+PENTAX DA☆ 50-135mm F2.8ED SDM」

絞り優先、ISO5000、1/200S、F3.2、f=108mm、WB:CTE、露出補正:-2.0、手持ち撮影

微妙ですが、ISO5000にするとほとんどノイズが感じられなくなり、大口径レンズなら100mm程度の望遠手持ちで夜景撮影も全く問題がありません。

  

返却時間が近づいてきたので、大急ぎで帰ります。

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「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO6400、1/50S、F6.3、f=50mm、WB:CTE、露出補正:-2.3、手持ち撮影






これだけ写れば、普通のスナップ撮影なら夜でも三脚不要です。

   

帰りに手持ちのスローシャッターのテストです。

IMGPKP1703190567_S

「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO400、1/5S、F5.6、f=27mm、WB:CTE、露出補正:-2.3、手持ち撮影

1/5secのスローシャッターですが、手持ちでもしっかりホールドしてやると、ほとんどブレ無しで撮影が可能です。

これが5軸・5段の強力なボディ内手ぶれ補正SRIIの威力でしょうか?

これは感動モノです。(笑)

ただし、CANONのカメラと両方使っていると、CANONのようにレンズ内手ぶれ補正の場合は、ファインダーで見ている画層も手ブレがとまっていますが、ボディ内手ぶれ補正の場合は、ファインダーで見ている画像はブレブレなので、撮影時にちょっと注意が必要です。

    

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「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO400、1/5S、F5.6、f=50mm、WB:CTE、露出補正:-2.3、手持ち撮影

これも1/5secですが、全く問題ないですね。

   

IMGPKP1703190583_S

「PENTAX KP+SIGMA 17-50mm F2.8EX DC HSM」

絞り優先、ISO400、1/4S、F5.6、f=27mm、WB:CTE、露出補正:-2.3、手持ち撮影



1/4secですが、普通に見る限りは、ブレはわかりません。

等倍で見るとちょっとブレているかなぁという感じもしますが。

   

2時間余のPENTAX KPのお試し撮影でしたが、K-5Ⅱsからの進化をしっかり感じることができました。

今のところすぐに買える余裕が無いのですが、買い替え欲が大きくなったのは間違いありません。

旅行や三脚が使用できない場所での撮影には、最高のカメラですね。

CANON EOS 7D Mk2は動きモノには強いですが、高感度撮影は弱いので、手持ち撮影ならKPの方が間違いなく使いやすいですね。

      

そして、KPの小さいこと、本当にこんなに小さなボディに、これだけの機能を詰め込んだなぁと思います。

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PENTAXの小さなレンズと組み合わせると、本当にミラーレス一眼並みのお手軽カメラとなります。

旅行なら絶対にこちらです。

   

最後に二つだけ残念なところ、カメラ上面の液晶表示が無くなり、撮影設定などは全て液晶モニタでの確認になったことです。

それと、各種ボタンの位置が変わってしまい、親指AFがちょっと使い辛くなったことです。

両方共、ボディを小さくしたことでの影響かと思います。

どちらも慣れの問題で解決は出来るかもしれません。