お手軽セカンドカメラとして「PENTAX Q-7」を利用していましたが、標準ズームレンズの望遠側焦点距離がちょっと短く、遠くを撮りたいときには望遠ズームに交換する必要があり、通勤時などの急いでいる時にちょっと面倒になってきていました。
そこで、高級コンパクトデジカメと言われる分野のカメラでいいものが無いかと探していました。
そんな時、デジカメWatchに 【年末企画】お薦めデジカメどれを買う!? 第3回 高級コンパクト編 というグッドタイミングの記事がアップされました。
各社の高級コンデジの特徴を列記してくれていて、その中でCANONの「PowerShot G7 X」が、他の機種に比べてコストパフォマンスに優れているのがわかり、「これを買うぞ!」となりました。
いつもの価格.comで価格をチェックして、土曜日に近くのキタムラへ行ってみました。
以前、奥さんが使っていた古いコンデジを下取りにすることで交渉した結果、価格.comの最安値から下取り分を少し引いてもらい購入することに決定しました。
500円玉と比べるとカメラが小さいことがよくわかります。
しかし、この大きさでもセンサーサイズは、1.0型で以前の高級コンデジで良く利用されていた1/1.7型の約2.7倍の大きさがあり、コンデジでありながらボケに期待が持てます。
その上、レンズの明るさがF1.8-2.8と、一眼のレンズだと大口径レンズ相当の明るさがあり、暗いところでの撮影に期待が持てます。
持ってみると、正直、ちょっと小さすぎて持ちにくいという点もありますが、それは携帯性を考えると仕方ないと割り切ります。
そして、日曜日の野鳥撮りの散歩の時に少しですが、試し撮りをしてみました。
(これからの写真は、G7Xで撮影してままで、ソフトでの調整は全くせず、リサイズのみです。)
広角側で絞り優先でF1.8で撮影していますが、背景がしっかりボケてくれています。
ちょっと過酷な構図で、太陽を入れての撮影です。
こんな状態でもゴーストやフレアも出ていないので、さすが高級コンデジと言うだけのことある性能が高いレンズのようです。
そして、太陽に近い部分のモミジの葉の色も出ていて、ハイライト部分が強そうです。
望遠側で絞りF2.8です。
背景が更に大きくボケています。
通常のコンデジでは、ここまでなかなかボケてくれませんので、センサーの大きさが効いているのだと思います。
千里南公園で、池の対岸側の干支花壇を望遠側で撮影しています。(絞りF3.5で撮影しています。)
干支花壇の部分を等倍で切り出してみました。(クリックすると等倍で見られます。)
葉牡丹の一つ一つが、しっかり解像されています。
手前のすすきの穂もわかるくらいです。
広角側での遠景の撮影です。(こちらも絞りF3.5で撮影しています。)
木の葉の影の部分から空の白い雲までしっかり写っていて、明暗差の大きな被写体にも強そうです。
ここでも干支花壇の部分を等倍で切り出してみました。
さすがの細かい部分は潰れていますが、葉牡丹の境や木々の枝は解像されています。
普及機のデジタル一眼で高倍率ズームレンズの広角側だと、ここまでの解像度は厳しいかもしれません。
PowerShot G7Xの日中の明るいところでの能力の高さはよくわかりました。
次は、夜景の撮影です。
会社帰りに岸辺駅の渡り廊下から貨物基地の様子を手持ちで撮影しました。
G7Xに「手持ち夜景モード」というものがあり、それを使っています。(オートで絞りF1.8 ISO1000で撮影されています。)
SONYのNEXシリーズなどと同じで、自動で連写してそれをカメラ内で合成して手ブレなく夜景が撮影できるモードです。
では、絞り優先のマニュアルではどうでしょうか?
絞り優先で手持ちで撮影していますが、上の「手持ち夜景モード」とほとんど変わりなく撮影出来ます。
絞りF1.8 シャッター速度1/60 ISO1000 で撮影しています。
ノイズも気になるほどでなく、十分鑑賞に耐えられるレベルではないでしょうか。
さすが、F1.8の明るいレンズという感じで、これなら「手持ち夜景モード」を使わず、自由に撮影出来る気がします。
「手持ち夜景モード」は、オートモードのため、露出補正以外は、あまり調整が出来ません。
ポケットに入るような小さなコンデジですが、想像以上の能力を持っているカメラで、カバンの中に常駐させるお手軽カメラとしては、良い買い物が出来たと思います。
梅田のイルミの撮影など、これからが楽しみです。
しかし、この猛烈な寒さでは、ちょっと元気がなくなってしますが。
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