娘の市立奈良病院への入院を機会に奈良を散策した様子を記録としてまとめてアップします。

その1です。

   

3月10日(月)娘の入院の日

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入院先は、改築工事が進む市立奈良病院です。

病院建物は完成したての真新しい病院で、入院先の病棟の部屋も広くきれいでした。

最上階の5階の病棟に入院ということで、見晴らしも最高です。(奈良は高い建物が少ないので、5階でもほとんど障害物がありません。)

  

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入院当日は寒い日で、お昼ごろから雪が舞っていました。

5階病棟のデイルームの窓から見える奈良市街地の景色も雪で視界が悪くなっていました。(左奥に見えるのは、興福寺の五重塔です。)

  

この日は、入院の諸手続きや手術前の麻酔科の診察などが終わると、付き添いの親は特に何もすることが無くなったので、娘には悪いですが、夕方には病院を後にして、この日宿泊予定の奈良市内のホテルへ向かいました。

娘もうるさい親が側にいるより、一人で好きなことをする方がよさそうでした。

(手術当日の朝が早いので、泊まることにしました。)

  

ちょうど奈良東大寺二月堂の修二会(お水取り)が行われている期間だったため、初めてニュースなどでも有名なお松明が走るところを観に行くことにしました。

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ホテルから東大寺へ向かう途中に立ち寄った興福寺の五重塔です。

ちょうど夕陽があたる時間だったため、一部が陽が当たり赤くなっています。

空は、昼間の雪がウソのように晴れて、半月がきれいでした。(塔先に月が来る構図で撮りましたが、月が小さくてあまり意味がありませんね。)

   

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夕陽を背景にした興福寺の南円堂のシルエットです。

   

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この時間になると東大寺の大仏殿(左奥)も閉まり人がほとんど居ません。

歩いている人は、皆、右の二月堂へ向かっています。

   

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二月堂へ向かう途中から見た大仏殿です。

日中の喧騒な雰囲気がなく、落ち着いた静けさがあり、中の大仏様も休息の時間となっていることでしょう。

   

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修二会が始まる前の二月堂です。

行が始まる19時前には、身動きが出来ないほどの人になっていました。(大阪のラッシュ時の電車の中くらい)

月曜の平日でこの人出ですから、週末やお水取りがある12日は、とんでもない人出だったと思います。(多分、東京のラッシュ時の電車の中くらいかと思います。)

   

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19時になるとすべてのライトが消され真っ暗になって、真っ赤に燃え盛るお松明が階段を上がっていきます。

木造の建物に火が移らないのかと心配になるくらいの大きな火です。

   

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ニュースなどでよく報道される本堂をお松明が走るようです。

最前列の方で見ている人には、火の粉が降り注いでいます。

この火の粉を浴びると今年一年が無病息災ですごせると言われてます。

私達は、娘の手術の無事を願いながら、この様子を見ていました。

   

ここから、このお松明の様子のいろいろです。

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この日は、このようなお松明が10本つづきます。

そして、お水取りのある12日は、11本あがり、大きなお松明があがるそうです。

   

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私達は、少し後ろの方で見学したため、火の粉を浴びることはありませんでしたが、松明の燃える匂いが香っていました。

なかなかこのためだけに来ることは出来ませんが、この迫力を間近で見ると、今度はもっと近くで火の粉を浴びてみたくなりました。

    

10本のお松明が終わると照明に明かりが灯され、大勢の人々は一斉に帰路につくことになります。

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東大寺の南大門です。

   

この後、奈良の街で夕食をいただきました。

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翌日、娘の手術は無事終わり、術後すぐは、麻酔の影響と管や線がたくさんつながっていることで少し機嫌がわるかったですが、夕方には管も外れていき、一気に元気になってきました。

病院の夕食が出なかったのですが、主治医の了解が得られたので、コンビニで柔らかいご飯を買ってきてやると一気に食べていました。

   

予想された術後の腫れも殆ど無く、順調に回復していきました。

  

その2へつづく。