小学校4年の頃、父の仕事の関係で約6か月ほど住んだ吹田市佐井寺地区を40数年ぶりに散策してきました。

と言っても、今の住まいから歩いて20分ほどなので、行こうと思えばいつでも行けるところで、毎週のようにすぐ横はクルマで通っていたのですが、ここは昔の佐井寺村のまま現在に至っているため、道が狭くてなかなかクルマでは入れませんでした。

そこへ、日曜日に少し時間があったので、運動がてら歩いて散策してきたのです。

その様子を懐かしさを出してモノクロで現像してみました。

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正面の賃貸マンションがあるところに当時は父が勤めていた会社の社宅があり、そこに住んでいました。

手前のシャッターが下りているところは雑貨屋さんで、ここに同級生が住んでいて、いつも一緒に阪急・千里山駅のすぐ近くにある小学校へ通っていました。

この様子は、40数年の時を感じさせてくれます。

   

ここからは、佐井寺村の地名のもとになった「佐井寺」の様子です。

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記憶はほとんどないのですが、見ていると何となく部分的に記憶が蘇ってくる気がしました。

   

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ちょっと古びた鐘楼に歴史が感じられます。

調べたところ、何と現存する近世の鐘楼としては大阪府下で2番目の古さ(江戸前期)だそうです。

  

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佐井寺の起源は天平7(735)年との記録があるということなので、この地域の歴史の長さがわかる気がします。

  

その佐井寺の御手洗所が面白くて、目が留まりました。

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ちょっと笑顔に見える竜の口から水が流れているのです。

それをバケツで受けているのも何となく長閑な感じです。

当然ですが、ちゃんと下には石でできた水の受け台がありますので念のため。

   

こんな感じで懐かしさを感じながら、約3時間ほどで、8キロほどを歩きました。

次回は、佐井寺のすぐ横にある神社を紹介させていただきます。

  

久々のモノクロですが、如何でしたでしょうか?