お天気が荒れる前の3連休初日に出掛けた「六甲高山植物園」から、高山ならではの少し遅い「アジサイ」の仲間です。
高さが5mにもなる「ノリウツギ(糊空木)」です。
樹液を和紙をすく際の糊に利用したことから、このような名前になっています。
白い丸弁の花(がく)に赤い覆輪が特徴の「キヨスミサワアジサイ(清澄沢紫陽花)」です。(サワアジサイ=ヤマアジサイ)
この「キヨスミサワアジサイ」は、いわゆる園芸品種でなく、反対に西洋アジサイや園芸品種のアジサイにこのような赤い縁取りを入れるための基の品種となっています。
それだけ原型にちかい品種と言えるかもしれません。
最後は、すでにピークが過ぎていますが、何とも言えない美しい枯ち方をしていて目をひいた「ベニガク」です。(だと思います。[E:coldsweats01])
紅色の装飾花、ブルーの両性花、そして、赤く縁取りの入ったみどりの葉、一本の木からこれほど多くの色彩を見せてくれるのです。
花がピークの時が美しいのは当たり前ですが、こうしてそのピーク以上の美しさを持ちながら枯ちていくのは、このアジサイの不思議なところの気がします。
平地では、もう一月くらい前にピークを過ぎていたアジサイが、ここ六甲では、まだまだきれいに咲いています。
花期がおそいタマアジサイに至っては、まだつぼみが固く、全く開いていない状態でした。
平地で見られない花があったり、平地より遅く咲く花があったりと、本当に近くに六甲高山植物園があってよかったです。
これから梅雨が明けると猛暑がやってくると思いますが、大阪から車で1~2時間で行ける六甲山は、ちょっと避暑には最高だと思います。[E:good]
高山植物園だけでなく、他にもいろいろ楽しめるところがありますので、ちょっとどこかへと行きたいなぁと思ったら、六甲山がオススメですね。[E:happy01]
コメント
コメント一覧 (3)
六甲山に多い青いアジサイもまだたくさん咲いていました。
平地に比べて花期も長いのでしょうね。
枯れつつある花がこれだけの色彩を持っているのは、不思議な感じでした。
普通のアジサイより美しく見えました。
比叡山もきれいですね。
こちらからは、どうしても大渋滞の京都を抜けないと行けないので、
なかなか足が向きません。[E:weep]
☆ まっちゃんさんへ
こんばんは。
最近、行くところに迷ったら六甲高山植物園という感じになっていているのですが、
ここに勝るところがないので困ったところです。
普通は生き生きした花を撮るのが一番なのですが、
アジサイは、種類によってすごくきれいで味のある枯れ方をするので、要チェックです。
本当に人間もこのような美しく味のある歳の取り方が出来ると最高ですね。
高山植物園とはこの暑い中いい選択をされましたね。
それにまだ紫陽花も咲いていたとはやはり温度差を感じます。
そうか、私はお花はひたすら綺麗なものばかり求めていました、枯れた美しさもあるのですね。
栄枯盛衰、人の一生もしかり、そのステージごとの美があるのですね。
アンチエイジングがもてはやさていますが、自然に逆らわずにそれこそ自然体で生きる方がかえって楽に生きられるのかななんて、枯れたお花を見ながらそんなこと考えてしまいました(笑)
キヨスミサワアジサイ・・ちょっと舌かみそうですが、この花が原種に近いとは
意外です。ベニガクの色は発見ですね♪ 枯れる直前までこんなに美しい姿を
見せているのに驚きました。葉までね!
暑い夏、外出が億劫になる時 六甲は涼しいだけでなく、花も見られるのが最高ですね。
京都だと、ミュージアム比叡ですが うんと小型です・・
息子が一年生、娘が二歳の時 夏休みの六甲山に行きました。
その頃は 普通の薄いブルーのアジサイが満開でしたが、とても気に入った
二人の写真が撮れたので 見ないでも脳裏に焼きついています♪