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暖かかった大阪市大附属植物園で見かけた「キチョウ」です。

しかし、今夜から週末にかけて真冬に逆戻りのようです。

皆さん、風邪をひかないようにご注意下さい。 

 

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今日、CANONからEOS Kissの新製品「Kiss X3」が発表されましたね。

その仕様をみてびっくりです。<詳細の仕様はこちらをご覧下さい。>

これでは、最近EOS 50Dを買った人が可哀想ですよ。

有効画素数(1510万)、最高感度(ISO3200(MAX12800))、映像エンジン(DIGIC4)、液晶モニタ(3型92万画素)などなどが、50Dと同じスペックです。

そして、50Dにはないハイビジョン動画撮影機能があり、ライブビューでの顔検出までついているのです。

50Dから劣る点は、ファインダー、連続撮影速度、ボディの材質等でしょうか。

日常使うのには、軽いKiss X3の方が、絶対有利と思いますので、これでは、完全に上下逆転です。

CANONは、以前からこの下克上式の新製品発表をしてきていますが、ここまで来ると50Dの意味が薄れてしまう気がします。

上位機種を買った人は、半年ほどで下位機種に追い越されては、気分がいいわけないでしょうね。

 

ところで、有効画素数が1510万画素になりましたが、エントリーカメラでここまで本当に必要でしょうか?

Kiss Digitalと言うと、やっぱりコンデジからのレベルアップという一眼初心者の方が多いと思います。

そう言う方の多くは、パソコンを持たれていても、それほどハイスペックのパソコンと言うことは無いのではないでしょうか。

そのパソコンに写真1枚のデータ容量が5MBにもなるデッカイファイルを取り込んで処理しようとすると、パソコンの処理速度が追いつかなくなるのが、目に見えている気がします。

RAWで撮ると、1枚が何と20MBですよ。[E:happy02]

一般のノートパソコンでは、もうどうにもならないような気がします。

データのバックアップも大変なことになるでしょうね。

性能は素晴らしく、コストパフォーマンスを考えると、このクラスでは完全に飛び抜けていて、売れるのが間違い無しの気がしますが、初心者が撮影して、パソコンに取り込んで、簡単な処理をして、プリントすると言うことまで考えると、ちょっとやりすぎではと思ってしまいます。

数年前にも書いた覚えがありますが、そろそろこの「有効画素数多い=よい製品」という考え方はやめにして、使いやすい画素数で写りのよいものをと言う考えになりませんかね。[E:think]

画素数での技術競争はやめて、少ない画素数でどれだけきれいなものになるかの競争にならないでしょうか。

初心者が、A4を越えるサイズにプリントすることは、皆無に近いと思います。

A4以下では1510万と言う画素数は、絶対に必要ないと思います。[E:bearing]

 

でも、本音は、羨ましいスペックですね。[E:coldsweats01]

PENTAXからも秋には新製品が出るとの情報がありますが、せめてこのKiss X3に負けない性能になって欲しいものです。[E:bleah]

(画素数は少なくてもいいですが、やっぱり多くなるのでしょうね。)