写真ネタが寂しくなってきたので、今日は最近はまっている作家の本をアップさせていただきます。

映画、そして、テレビドラマ化もされたので今ではだれでもご存じだと思いますが、その作家とは「海堂 尊(かいどうたける)」です。

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デビュー作の「チーム・バチスタの栄光」がいきなり300万部を越える大ベストセラーとなって、昨年から今年にかけてテレビにも引っ張りだこになっているようです。

現役の勤務医で某医学研究所の医長をされているようです。

勤務医をしながら、これだけの執筆が出来るのが、すごいものと思います。

私が、この「チーム・バチスタの栄光」を読むきっかけとなったのは、やっぱりテレビ放映がきっかけでした。

何か面白そうなものをやっているなぁと言うことで、本屋さんに積まれていた本を買ってしまったのがきっかけです。

そして、その展開の面白さにはまってしまい、その後の文庫本を次々と買ってしまっています。

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最後の「ジェネラル・ルージュの凱旋」もこの春に映画が公開されるようで、まだまだ売れそうな気がします。

これらの文庫本化された作品以外にもすでに多くの作品が発表されており、2006年のデビュー以来、たった3年あまりで11作品と言うすごいペースです。

本当は新刊の単行本を買って読みたいところなのですが、やはり価格的に文庫本化されるの待ってしまいます。

 

内容的には、大学病院の精神科医の田口医師と厚労省の風変わりな役人の白鳥室長を中心にして、大学病院のある桜宮市を中心に様々な医療問題を話題にして進行する内容となっています。

それぞれの本で、一応、話は完結していますが、それぞれの本で登場人物や話題が微妙につながっています。

そのために、新たに読まれる方は、出来る限り発売された順番に読まれることをオススメ致します。

話のつながりがよくわかると思います。

面白いのは、「ナイチンゲールの沈黙」と「ジェネラル・ルージュの凱旋」は、同じ時間軸上で同時に起きている二つの別の問題を同じ人物(田口医師)が同時に解決していくというすごい内容となっています。

こういうつながりを持った小説というのは、今までなかったのではないでしょうか。

このようにちょっと癖のある内容となっているので、好き嫌いが出そうですが、現在の医療制度の問題を上手く小説にまとめているので、娯楽小説としては面白いと思います。

 

尚、映画では原作から変化を持たせるためか、田口医師が女医(竹内結子)になっていますが、ちょっとイメージが違いすぎる気がしますね。