猛暑の今日、大阪梅田の梅田センタービル・クリスタルホールで開かれた「ペンタックスデジタルフォトセミナー」へ出かけてきました。
講師として、オーストラリアの自然を撮り続けられている“相原正明さん”と、カメラ雑誌やImpressのデジカメWatchなどで執筆活躍中の“伊達淳一さん”の両カメラマンが講演されました。
会場では、このセミナーのほか、K20D、K200Dや新しいレンズを実際に触って試すことができるコーナーやカメラの無料診断のコーナーが設けられていました。
私も実際にK20Dに、今狙っているDA35mmマクロLimitedを付けてもらい試させてもらいました。
K20Dはパスしても、DA35mmマクロは、益々欲しくなってしまいました。[E:coldsweats01]
無料診断の方には、My K10Dを預けてチェックしてもらいましたが、特に異常なしということで、安心しました。
そして、セミナーの方は、続きをご覧ください。
私は本格的にプロカメラマンのセミナーに参加するのが初めてで、すべての話が新鮮で、感心することがいっぱいでした。
特に記憶に残った相原さんのセミナーから数点をアップすると、
- プロカメラマンとアマチュアとの違いについて、道具、技術の差はほとんど無いが、被写体に向かう姿勢に一番違いがある。アマチュアは一つの被写体を数カット撮って納得して、すぐ違う被写体に向かうが、プロは一つの被写体に対して、縦構図、横構図や角度を変えてなど、すごく多くの枚数を撮る。
相原さんの場合、一つの被写体に数百枚撮ることもあるように説明されていました。
- そして、1か所でどれだけ粘るか。
アマチュアは、1か所で5分や10分撮るとすぐに移動するが、相原さんはこれはというところでは、1日中でも粘るそうです。
1日居ると、光の角度も変わりいろいろな表情を見られるようなことを説明されていました。
- 相原さんはオーストラリアのタスマニアで活動されており、タスマニアは世界遺産に指定されていますが、靴だけでなく、靴下の汚れも気にされるそうです。
もし、日本の植物の種が靴下に着いていて、それがタスマニアで地面に落ちると世界遺産が侵されるということです。
靴までは考えましたが、靴下にまで考えたことが無かったので、ちょっとしたカルチャーショックでした。
- 街中などでのスナップショットで人を入れて撮るときのちょっとした配慮として、撮られる側は、大きなレンズの一眼レフで撮られると萎縮してしまい、自然な表情が出なくなる。
そこで、相原さんは、そのようなときは、K20Dにペンタックスの単焦点パンケーキレンズ(DA21mm、DA40mmやDA35mmなど)を付けて撮るそうです。
カメラは大きいですが、レンズが小さくおもちゃっぽいので、意識する度合いが小さくなるとのことです。
確かに大きなレンズを向けられるのと違い、パンケーキレンズはレンズとは思えませんからね。
と、こんな感じです。
何で相原さんのセミナーだけ?と思われるかもしれませんが、伊達さんのセミナーはK20Dの説明が中心だったので、関心はするものの、それ以上は無かったです。
でも、写真の写りに関しては、ペンタックスもキヤノンに負けていないなぁという点が、サンプルで説明されて良かったです。
これで、キヤノンからペンタックスに乗り換えたことが間違いでなかったと安心しました。
スナップで人物を撮ることは少ないですが、ちょっとお散歩レンズとしてDA35mmマクロはやっぱり手に入れたいレンズになってしまいました。
ちょうど今は、キャッシュバックキャンペーンもありますし、さぁ、悩みどころです。
でも、春にLumixを買ったので、元手が・・・・です。[E:weep]
さぁ、暑い明日、どこへ行こうかなぁ?
これから、ネットで場所探しと行きますか。[E:wink]
コメント
コメント一覧 (7)
セミナーは無料なのでどうかなぁと言う気持もありましたが、想像以上によかったです。
こういう話を聞くのも刺激になっていいですね。
プロジェクターで映した写真を見ながらのトークなので、わかりやすくよかったです。
機会があれば、これからも参加してみたいです。
やっぱりプロは、究極の1枚を求めますからね。
アマチュアも限られた時間の中で究極を求める気持ちは必要ですね。妥協はダメですね。
相原さんの言葉 なるほどなぁです
気に入った写真は 何百枚に1枚くらいなもの
でも せっかく来たのだから 1箇所で粘る訳には行かず
あれもこれも ブログネタに写しておこう、
1枚くらい 何かヒットするかも なんて魂胆では いい写真撮れませんよね[E:sad]
私も靴下まで 考えが及びませんでした
こういうお話は 聞いておくべきですね
初めての参加ということもあり、いい刺激になりました。
限られた時間での撮影のため、プロのように一つの被写体を1日かけてと言うことは
なかなか難しいですが、被写体に向かう気持は変わる気がします。
☆ saganoさんへ
テンプレートをいろいろ触って雰囲気を変えているのですが、
なかなか思うようにはなりません。
やっぱりホシゴイですか。
街中でも、近くに池か、川があると見かけますね。
天王寺動物園のアシカプールには、アシカの餌を狙ったゴイサギ(ホシゴイ)がたくさんいてます。
セミナーは、老若男女、幅広い年齢層の方が来られていました。
みなさん、熱心に聴講され、新製品を触れるコーナーでは、行列ができていました。
(僕はちょっと早く着きすぎてのんびりチェックできました[E:happy01])
数百枚は無理でも、縦横構図などを意識して撮ることは出来るかなぁと思いましたよ。
☆ ryonouskeさんへ
ryonouskeさんがよく参加されているのを見ていて、参加できそうなものを探していました。
やっぱり実際の写真を見ながらの説明を聞くと受ける刺激の大きさが違いますね。
オーストラリアへは下の娘がホームステイに行ったことがあるのですが、
親は行ったことがなく、いつか、絶対に行くぞ!って感じですね。[E:coldsweats01]
35mmマクロはマクロというより、小さなボディと焦点距離がちょうど標準になり、
お散歩の常用レンズとして欲しくなりました。
単焦点の写りの良さも魅力です。
☆ きょんちさんへ
僕もできるだけ粘りたい方ですが、休日だけの限られた時間でやっぱり撮りたいものがいっぱいで
一つの被写体だけで粘る時間は限られますね。
でも、一つの被写体を見方を変えていろいろ撮っておくというのは、
限られた時間でも出来そうで、これから気をつけようと思います。
レンズは、やっぱり初志貫徹ですね。[E:happy01]
GX200は少し時間が経ってからの方が安くなっていいかもです。
たまーにね、「ああっ、ここ一日居たい」と思うときがあるんですけど、そういう時に限って「そろそろ帰らんと息子が帰ってくる」とか「お腹すいて集中出来ない(笑)」とか。
やっぱりプロさんは、それで食べておられるわけですからね、妥協は絶対に出来ませんよね~
街角用にやっぱりGX200!ほしいなぁ~
でもやっぱり28-300手ぶれ補正付きの方が最重要ですぅ。
写真を撮る時間も惜しいところですが、たまにはプロからのお話しに耳を傾けるもの大切な時間かなぁ...と思っています。オーストラリアの作品ステキだったでしょ??
マクロの誘惑ですか???
うふふふっ...そうやって悩みつつ考える時間も楽しいものです^^
鳥の件有難うございました。仰る通りホシゴイです!実は、目隠しの囲いの中に
入って動かないので、恐る恐る写真を写しました。教えて下さったのと比較して
間違いないようです。この鳥は こんな街中に居るのですね?
多分少し前に 近所のアンテナで生まれた鳥だと思います。まだ少ししか
飛べませんが、やっと外に出てくれました。側で見ると少し怖い鳥でした・・・
セミナーのこと、催しの記事を 何かで見ましたが・・・
こうして、カメラのことよく知っておられると、使ってみたいのが次々出て来て
困っちゃいますね。
「アマチュアだから」を逃げにしたくないですが、カメラの構造や機能自体も
理解出来ない上に、猛烈な「いらち」ですから、ワンシーンを数百枚は とても!!
私のように未だに「初心者」人間は、返って最初の直感の方がいい時も
あったりしますが・・・
やはり、情熱を失うとお終いですね。LuckyBookさんは 楽しみです♪
プロとアマチュアの違いは納得です。典型的なアマチュアの私は数カットも撮らずに被写体を移動してしまいます。
一度どこかで覚悟を決めて、一つの被写体で100枚以上撮るのを試してみたいです。