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今日は和倉温泉からの帰りに寄った「金沢・ひがし茶屋街」の様子を一気にお届けいたします。
写真の枚数が多いですが、ご容赦下さい。
(最後にKissDXの使用感も少し書いています。)

江戸時代の茶屋街の風情が残っています。




ほとんどの建物が当時のままの保管を断念し、近代的な手が加えられてしまっています。
実際に生活する人にとっては当然のことかと思います。

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その中でもここ「志摩」さんは、文政三年(1820)に建てられた典型的なお茶屋の造りを江戸時代のまま残しています。
そのために国の重要文化財の指定を受けています。

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お茶屋は二階が客間で、押入れや物入れを造らずあくまでも遊興を主体とした粋な作りとなっています。
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客がこの床の間を背にして座るとその正面が控えの間となっており、そこが演舞の場となります。
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ここが控えの間で、この狭いところで遊芸が披露されました。

<全てEOSKissDX+EF-S17-85mm F4-5.6 IS ストロボは使用していません。>




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ここは一階の「台所」です。
江戸時代からの器が普通に並んでいました。

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ここは今の冷蔵庫にあたる「石室」です。
ここに食物などを保管していました。中には井戸も掘られています。

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ここは玄関を入ったところの「茶の間」でちょっとした待合室のようなものでしょうか?

実際の雰囲気通りに薄暗く撮ることが出来ました。
この暗さでは、KissDNのオートフォーカスでは迷ってしまいピントを合わせることは出来なかったと思いますが、KissDXのオートフォーカスは暗いところでも一発でピントが合ってくれました。
さすが30Dと同等のオートフォーカスと言うだけあります。
また、ISO1600で撮っていますが、気になるノイズも少なく、実際の画像をモニタ画面いっぱいで見てもわからない程度でした。




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小さな中庭です。
何気なく置いてある全てのものに歴史を感じます。

燈灯の向こう側が厠(かわや(トイレ))です。
そのトイレが利用できるようになっていたので、どんなものかと使ってみました。
何と、便器は近代的な自動式に変えられていました。[E:shock]
海外からのお客さんも多いので仕方ないでしょうね。




ここからは茶屋街散策中に見つけた気になったものです。
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茶屋街の通りの入り口にあたるところにあった銭湯です。
古い建物に住んで維持していこうとすると内風呂の設置が難しいので銭湯が残っているのでしょうか?
建物はきれいですが、煙突は昔ながらの銭湯の煙突という感じです。
昔はどこの町にもありましたが、最近は見かけなくなりましたね。





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これも見かけなくなった郵便ポストです。
茶屋街のメイン通りから1本となりの通りにありました。
古い町にはこのポストが似合いますね。
みんなどこへ行ってしまったのでしょうか?





と言うことで長々と茶屋街を紹介してきましたが、最後に新しいEOSKissDXのお話を少し。
本文中にも書きましたが、オートフォーカスは期待通りの能力を発揮してくれて満足というところです。
ほとんどの場合が、スパッと決まる感じで、迷うことはほとんどありませんでした。特にUSMレンズではその効果は絶大な感じです。
その他にこの時の撮影で気になった点を一つ。
これは、クチコミ掲示板でも話題になっていましたが、KissDXはDNに比べて露出がアンダー気味になるようです。
写真を撮って、モニタで確認すると暗いのでプラス側に補正して撮り直したことが数回ありました。
DNを使っていて余り経験したことのない補正でした。
(オーバーでのマイナス補正は何度もありましたが。)
DXの露出プログラムがDNと変わっているということでしょうか。
また、普段は絞り優先を多用するのですが、この日の撮影は、短時間で露出に気を使うことが出来なかったのでプログラムモードを利用し、露出はほとんどのカメラ任せにしましたが、さすがキヤノンでしっかりした写真となり、初心者にも使い易いカメラということを実感できました。

次回は、金沢・長町武家屋敷の予定です。[E:smile]